PROUD OF GUNMA ~見たか、二百万馬力~ GUNMA ROCK FESTIVAL2012 参戦記
まさかこんなフェスが群馬で行われるなんて…。
群馬の雄、G-FREAK FACTORY主催のイベント「コロシアム」がドームクラスの規模になって開催。よくぞここまで…。Gフリの努力の賜物。
そして2012年9月22日(土)、前橋グリーンドーム!ついにこの日を迎えたぜー!!
バンド出演リストはこの通り
dustbox / EGO WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX / G-FREAK FACTORY / HAWAIIAN6 / 秀吉 / マキシマム ザ ホルモン / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / 高崎頼政太鼓 / YOUR SONG IS GOOD
ホルモンなんて何年ぶりだろぅ…。高崎野外音楽祭以来だもんなぁ。
楽しみにしつつ、やってきました前橋グリーンドーム!
この日朝まで仕事でした…。
少し仮眠をとって、会社の人達と待ち合わせ、が。
会場についてから迷いに迷って、1時間ほど彷徨って何とか合流。
そういやずーっと群馬に住んでいるのに、グリーンドームって来た事無いや。
構造が複雑なうえに、スタンディングエリアから出てしまうと、また外周をぐるっと回らなければ中に入れないというこのシステム。迷ったオレが悪いのか…。
このミスが響いて、EGO WRAPPIN' 見たかったのに全然見られなかった…。
後で聞いたらラストが「サイコアナルシス」!?
一番好きな曲なのにー!!迷ったオレが悪いんだ…。ブルースで殺してくれ…。
EGO WRAPPIN' SET LIST
01.BIG NOISE FROM WINNETKA〜黒アリのマーチングバンド
02.くちばしにチェリー
03.love scene
04.A Love Song
05.MINNIE THE MOOCHER
06.BRAND NEW DAY
07.GO ACTION
08.サイコアナルシス
気を取り直して「HAWAIIAN 6」
なんだかんだで見るのは初めて。
しかし荷物のバッグが邪魔な事この上ない。
すっかりフェスの基本を忘れてた。荷物は極力持たない、食べるよりも飲む、そして
FUCK THE RULE,HAVE A GOOD MANNER
そしてライブ開始!いきなりのモッシュ、人と人とのぶつかりあい、人をいくつだと思ってるんだ!?ヤバいぜ、いきなりこれはしんどい。なにより荷物が邪魔だ。本当にいっその事、えーいと放ってしまえば楽になれるのに…。って出来るかーそんな事。
決めた、とりあえずここは乗り切ろう。これが終わったらクロークに預けて出直しだ。
だから頼む、少しは手加減を…なーんて願いは届く訳は無く、非常なモッシュピットは勢いを増すばかり。会社の人達なんて、とっくにモッシュに飲み込まれた。
ここまで来たら楽しむ他無い、荷物を必死に守りながら暴れたおす。
途中MCが入る。熱いMCは、涙腺がめっきり弱くなったオッサンにストライク過ぎる。
ヤバい、泣きそうだ。メンバーとも年齢が近いせいか、余計に響く。
「ETERNAL WISH,TWINKLE STAR」
アルバム「SOULS」からのこの曲が始まると、大合唱しながらモッシュピットの中へ。
あぁ、楽しい。ここ何年か忘れていたよ、この気持ち。
いつの間にか、いろんな楽しい事から遠ざかっていた。
いろんな事を飲み込んで生きて来た、ここ数年間。
一体どうすればよかったのか、何を考えれば良かったのか。
疑問符だらけの数年間、そんなものはどうでもいいか、この際。
あぁ、そうか。こんな楽しい空間があったんだっけ。
戻って来れて良かったなぁ、楽しい事もあるじゃないか。
なーんて事を思ってたら、ハワイアン終了。あっと言う間に終わってた。マジで。
なんか吹っ切れたわ。何が吹っ切れたかはよくわかんないけど。
ありがとう、HAWAIIAN 6。また前に進めそうだ。
HAWAIIAN 6 SET LIST...
いろいろ調べたけど分かんなかった。残念。聞いた事ある曲ばっかだったのに。
とにかく荷物が邪魔なんで、外に出るお客に続いて外へ。クロークに荷物を預ける。
¥1,000という金額にビックリするも、まぁ納得。ホルモンTはとても買えないだろうとふんで、フェスTでもと思ったら、売り切れ。タオルしか無かった。絶対必要だしと思い購入。
またスタンディングエリアになんとか侵入。入場規制はかかりまくり。
すでに6バンド目、東京スカパラダイスオーケストラ、スタート!
クールなスカを休憩しつつ、ゆったりと見る。でも時々スカダンス。全然休めん。
そんな時、突如女性ゲスト登場!
「本日2回目ー!」と叫んだその人はEGO-WRAPPIN'の中納良恵
くちばしにチェリー、スカパラverが始まる!エゴ見れなかったからこれには大感激!
やっぱカッケー、エゴ最高!!
最後は両隣のお客と肩を組んで、ダンスして終了。いやー、楽しかった。
やっぱりスカパラもセトリ、わかんねーや。
ここで会社の人を見つけ何とか合流。3人で最初集まったのに、もう1人はハワイアン以来行方知れず。つかの間の休憩、ホルモンに備える。
そしてついにマキシマム ザ ホルモン登場!!
一気にスタンディングエリアがうねり出す。
1曲目は「F」、そのとたんモッシュの嵐。もう会社の人は見えない。多分、会えないだろうな。
モッシュ、サークル、ヘドバンほぼ強制状態。止まってると逆に危ない。
でも、これ、アラフォーにはキツいぜ…。息が出来ないけど、休んでるヒマなんてある訳無い。
2曲目、「maximum the hormone」3曲目「アバラ・ボブ」と怒濤のセトリ。
マジ殺す気か?モッシュピットは止まらない。
4曲目まさかの「Mr.ブギータンブリンマン」。昔、バンドでもコピーした思い出の1曲。
途端にスイッチが入る。スカダンスからモッシュピット突入。そしてヘドバン。
続いて「ロッキンポ殺し」、もうヤバい。体がついていかない。でも暴れないわけにはいかない。
動きをやめる訳にはいかない。むしろ危険だ。気持ちにカラダがついていかない。
さらに「シミ」、ダメだぁ好きな曲だ。ナヲ姉のコーラス聞きながらフロアをバンバン叩く。
よくわかんねーけど、一緒になってやってるオレに残ってる体力はもうわずか。
ここで恒例、ナヲ姉の「恋のおまじない」。セキュリティも一緒にやってるのには笑った。
これやるの久々〜。高崎野外の時は、遠くのビルの人もやってて笑った笑った。
さすがに身の危険を感じたので、後ろに下がろうと下がったら腰に何やらぶつかるモノが…。
振り返ったらスタンディングエリアを囲む柵だった。もう下がるとこまで下がってた訳だ。
退路はもう無い。「ぶっ生き返す!!」ラスト「恋のメガラバ」は小規模にモッシュに参加。
ちょっと入って、すぐ出るの繰り返し。もう限界だ、これくらいしか出来ない。
ラストのハイタッチには参加。お客さん同士でハグって、ハイタッチして拍手。
最高に楽しかった。大盛況のままホルモン終了!
マキシマム ザ ホルモン SET LIST
01.「F」
02.maximum the hormone
03.アバラ・ボブ
04.Mr.ブギータンブリンマン
05.ロッキンポ殺し
06.シミ
07.ぶっ生き返す!!
08.恋のメガラバ
フラフラの状態でエリアを抜け出し、別で参加してた後輩に合流。一緒にキックボクシングを見にいった後輩です。ホルモンは横の安全なエリアで見てたとの事。
「よくあの中にいたねー、見てたけどスゴかったよ!」と一言。
…ホントだよな。死ぬかと思ったさ、マジで。でも、楽しまないともったいないから。
とりあえず外で一服。後輩も「Mr.ブギータンブリンマン」にはビックリしたって。
コピーしてたバンドでドラム叩いてたのが、この後輩なんで。
お互いに、思い出深い1曲が嬉しかった。
そんな話に花咲かせてたら、10-FEET、入場規制でスタンディングエリアに入れず。
仕方なく4Fフロアに向かう。そこも人が結構いっぱいだった。
そして10-FEET登場!!
いきなりのTAKUMAの絶叫のMC。Gフリへのリスペクトと、盟友の今までの苦労、努力を讃える賛辞の言葉。熱い思いが伝わり過ぎて、ダメだまた泣きそうだ…。
となりの後輩も、遠いステージをじっと見つめたまま動かない。
相当大変だったんだろうな、ここまでの道のり。オレ達には想像がつかないぐらい。
ありがとう、Gフリ。まだラストじゃないのに、この感動。ヤバいなぁ。
そんなMCのあと「goes on」でスタート!途端にうねる1Fのフロア。
って振り返れば、4Fのフロアでもモッシュが始まる。こうなりゃ参加でしょ、場所がどこだろうと関係無し。サークルだって作れるし、むしろ人が少ないからいけるし。
「VIBES BY VIBES」でさらにヒートアップ。モッシュピットが楽しすぎる。
全員でシンガロングしながら、暴れ倒す。
その時、ボディに強烈な一撃が!!
息が出来ずにモッシュから離脱、倒れ込む。
その時誰か知らない女の子に「大丈夫?大丈夫?」とマジに心配される。
あぁ、カッコ悪い…。大丈夫と何とか答え、ムリから立ち上がる。
これも全て自己責任。でもみんなマナーいいなぁ。モッシュでクツ脱げたらちゃんと守ってあげてたし。ホルモンのモッシュでだよ?素晴らしい事だよ、マジ。
そしてラスト「RIVER」!大歓声が上がり、最後のシンガロング。
歌詞を一部分変えて、「利根川」で歌ってくれた。後輩、大喜び!
みんなで大合唱、そしてハイタッチ。素晴らしいライブだった。
最高、テンフィ!!
10-FEET SET LIST
01.goes on
02.super stomper
03.VIBES BY VIBES
04.シガードッグ
05.その向こうへ
06.コハクノソラ
07.1sec
08.RIVER
ここで明日の事も考えて帰る事に。後輩と別れ、帰り道の途中、東京から参戦してきたという女の子と話しながら歩く。Gフリの事や、フェスの事。短い時間だったけど音楽が繋げてくれた事に感謝。元気に手を振りながら、バス乗り場に向かって行った彼女。無事ついたかな。
駐車場までの15分、浸りながら、タバコを吸いながらフェスの事を思い出しながら歩いて行った。こんなスゲーフェスが群馬で開催された事を、いまだに夢みたいな気分で振り返っていた。
1回だけじゃ本当に意味が無い。10回、20回続けていって欲しい。
みんながそう思っているはず。
ありがとう、G-FREAK FACTORY。ありがとう、GUNMA ROCK FESTIVAL 2012。
また、来年。